ベルリンシステムの作り方/10

ベルリンタンクで働く魚たち
ベルリンシステムの水槽には、あまりたくさんの魚を
入れることは避けた方が無難です。その理由として

*濾過(ナチュラルシステム)に負担がかかる。
*リン酸が蓄積する(主に給餌によって)。
*サンゴに悪影響を及ぼす可能性がある。たとえば、
噛ることは勿論、レイアウトを崩したり。

などがあります。
でも、サンゴだけの水槽も寂しいものです。自然界の
サンゴ礁にも魚はたくさんいます。
ベルリンシステムに合った魚を選択し、それぞれの
働きをしてもらう事によって、より良いサンゴ水槽が
出来上がるものと思います。

ハギ
ハギの仲間は、草食性が強くコケ対策として入れると
有効です。Zebrasomaに属するもの(キイロハギなど)は
性格も温厚で混泳も容易です。逆に Ctenochaetusに
属するものは性格が荒いものが多いです。

カエルウオ
カエルウオの仲間もコケ対策になります。長いヒゲ状の
コケはハギに任せ、カエルウオにはガラス面などの
コケを食べて貰います。ヤエヤマギンポがベストだと
思います。カエルウオの仲間は喧嘩をするので2匹以上
入れることはできません。

ハゼ
ハゼは、サンゴ砂を口から入れてエラから出すという
動作をします。こうして砂のなかにいるプランクトン
や小さい生物を食べます。水槽内のサンゴ砂にそうそう
餌が含まれているとは思えませんが、これも習性の為
いつもこうした動作をしています。砂の表層を撹拌
するためコケが取れ、砂がきれいな状態で維持できます。
アカハチハゼなどはよく働く反面、サンゴの上に砂の雨
を降らしますのであまりよくありません。

カニ
一般的にカニはサンゴの敵として扱われますが
サンゴを助けるカニもいます。カニだからといって
全てを取り除く前に様子を見てみましょう。
ミドリイシによく着いているすべすべした赤いカニなどは
ミドリイシの枝の間にたまったゴミなどを取り除いたり
してミドリイシを助けます。サンゴの中にカニを見つけたら
少し様子を見て、ポリプを噛るようなことがなければ
そのままで良いでしょう。逆にポリプを噛ってサンゴの
骨格が見えて来るようなら出してしまいましょう。
普通毛ガニのように毛がたくさん生えたカニに悪いヤツが
多いようです。

シッタカ
シッタカは貝の仲間です。シッタカはガラス面についた
苔を掃除してくれます。観賞価値はありませんが
何個か入れておくと苔掃除が少しは楽です。
ただし、石灰藻もばりばり食べます。

仕事はしませんが、彩りとしてデバスズメやハナダイを
お奨めします。デバはサンゴ礁でも群泳しています。
より自然な生態系が作れます。性格も温和なので安心です。
コバルト(ルリスズメ)は喧嘩するのでお奨めできません。

ハゼとテッポウエビの共生ペアも無脊椎の水槽によく
入れてあります。見ていて楽しいものですが
テッポウエビは一日中砂を掘っているので、最悪の場合
ライブロックが崩れるかも知れません。また、ライブロックの
たくさん入った水槽では、もしライブの後側に定着されると
全く鑑賞出来なくなるかも知れません。

入れてはいけない魚は、サンゴのポリプを食べるヤッコや
チョウチョウ魚たちです。
ヤッコでもCentropyge(ケントロピーゲ)のフレームエンゼル
やレモンピールなどは、比較的安全です。
個体差もありますので保証はできませんが。

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