ベルリンシステムの作り方/8

刺胞毒
サンゴの多くは刺胞毒と呼ばれる毒を持っています。毒を持つスイーパー触手を
延ばして隣のサンゴを攻撃します。縄張り争いです。魚などの敵から身を守る
手段でもあります。イソギンチャクもサンゴの仲間で、毒を持っています。
私の経験では、サンゴの毒にやられたことはありませんが、イボハタゴイソギンチャク
にまとわりつかれて、手が三日ほどチクチクしました。手の甲や腕などの皮膚の弱い部分は
要注意です。
サンゴを水槽内で配置するにも、この刺胞毒を頭に入れて配置する必要があります。
刺胞毒の強さもそれぞれなので、弱いサンゴと強いサンゴを隣り合せにすると弱い
サンゴがやられます。サンゴは暗くなってから触手を延ばすものが多いので、それも
考えなくてはいけません。できれば、十分な間隔を持って配置したほうが無難ですが
ショップに通い、次々と生体を買い続けるとすぐにぎゅうぎゅうづめになるものです。
毒の強いサンゴは、ときどき放出する粘膜にも強い毒が含まれているらしいです。
水流の具合で、弱いサンゴがその粘膜の被害にあう可能性もあります。
イソギンチャクは自分で動き回って、サンゴに被害を与えるのであまりリーフタンク
には、好まれません。ライブロックの窪みなど、落ち着く場所に置いてやると定着します。

石灰藻
石灰藻(紅藻網カクレイト目サンゴモ科カワウイシモ)は、水質の浄化を助けます。
ライブロックに付着した石灰藻は、いらない藻類の付着を阻止します。順調に動いている
リーフタンクで石灰藻はどんどん繁殖していきます。この繁殖の度合が水槽の状態を
見る秤にもなります。繁殖する条件として、カルシウム濃度400ppm、リン酸塩
0.1ppm以下、pH8.0~8.4、KH7~12dKH、などがあります。また、水流は強い方が
繁殖します。
リーフタンクを知らない人が見たりすると、「この苔を掃除した方がいいんじゃないか?
うちの金魚の水槽も苔が出て大変なんだ」なんてことをいわれたこともあります。

石灰藻が繁殖するからといって、安心はできません。石灰藻はわりと簡単に繁殖します。
サンゴを成長させることができる水質というものは、もっと先にあると思います。


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