my cue/made by shon(U.S.A.) 1987model

余談

最近また、ビリヤードが流行している(岐阜だけ?)。ビリヤードの店が増えてきた。前に流行したのが
1987~89年ごろだったと記憶している。ビリヤードがはやりだした頃、私は名古屋の栄でビストロの
コックをしていた。ある日、以前勤務していた飲食店の社長から依頼があり、岐阜でプールバーの店長を
任される。結局2年ほどでブームは去り、店もたたむ事となった。その当時土日なんかは、2時間待ちが
当たり前だった。
一日5時間~10時間ぐらい球を撞いていた。キューを持たない日がなかった。
マスワリもできるようになった頃、岐阜市内のレベルの高い店を知り、通いだす。
ほんとにレベルが高かった。流行する前からビリヤードをやってる人達が集まっていた。
毎日2万ほど負けてきた。
店をたたんだ後、そのへんのプールバーも数が減りビリヤードをするところが少なくなって、徐々に
キューを持つことも減ってきた。

ビリヤードはほんとに難しい。プロのナインボールの試合は7ゲーム先取で行われる。ブレイクショット
で変な配置にならない限り、一人でナインボールまでを取りきってしまう。(これがマスワリ)
だいたい3ゲームぐらいは自分の番が回ってこない。アマチュアの試合はそこまでではないが、そこそこ
のレベルになってくると、1~9番の取り方を先読みしながら取っていく。ただ、いくら先読みしても
相手に交代したら意味がなくなるのだ。とにかくマスワリすること。マスワリさえできれば、いくら
相手が世界チャンプでも、手が出せない。まあそれができないからアマなんだけど。

ビリヤードのキューにも名器がある。ビリヤードはもともとベルギーが発祥で、ボールなどはいまでも
ベルギー製が多いが、キューはアメリカ製が多い。有名なのは、バラブシュカという昔の職人が作った
キューで、安いものでも100万はする。バイオリンのストラディバリウスのようなもんである。
上級者がよく使うのがタッドというキューで、タッドという職人がつくっている。タッドは日系のアメリカ人で
バラブシュカとは違ってまだ現役なので、新品が買える。それでも数十万はするが。
現在でもバラブシュカというキューが新品で安く売られているが、バラブシュカは故人だし、
値段からしても、名器のバラブシュカとは違うと思う。詳しいことは解らない。
良いキューは、材料の木材を何年も寝かしてから削りだしてあるので、反りが少ない。シナリがほどよい。
キューの飾りのように作ってあるハギ(シャフトの三角に木が組んである部分)は反り防止の為である。

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